無糖でも炭酸水の飲用はご注意ください! 会議中などの 食事以外の飲用は、特に注意して下さい
- 2017/01/04(Wed) -

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食事時以外の炭酸水の飲用は、無糖でも習慣化してしまうと歯に悪影響を及ぼす危険性がある

近年は虫歯予防の知識が広まったのでしょうか
または糖質制限等、別の意味で糖分摂取を控える方が多くなっているようです。

月に何回か、会議や研修会に参加することがあります。
この時で提供される(または持参する)飲み物も、お茶、コーヒー、ミネラルウオーター など 無糖のものが好まれているようです。

最近は飲み物の選択肢として、『 無糖の炭酸水 』 を選んでいる方を見かけるようになりました。
無糖であるので、 『 歯にやさしい飲み物 』 と思われている方もいるようです。

ところがこの炭酸水は、無糖であっても虫歯(のようなもの)になってしまう危険性があります。
正確な表現では、虫歯ではなく 『 酸蝕症 : さんしょくしょう 』 という状態になってしまう危険性があります。

『 糖分を摂ることにより、虫歯になりやすくなる 』 という事は、皆様も ご存じの事かと思います。

これは、糖分が直接的に歯を攻撃しているのではなく

①: 糖分を摂取する
②: 虫歯菌がその糖分を食べる
③: 虫歯菌が糖分を摂ったことにより、酸を出してくる。
④: 出された酸によって歯が溶けだして、虫歯になる

このような流れで歯が侵されていくので
歯を直接破壊しているのは、虫歯菌や糖分ではなく 『 酸 』 であることが ご理解できると思います。

『 酸蝕症 』 とは、酸性の食品を常時摂取していると歯が溶けてしまい、虫歯と同じようになってしまう状態です。

典型例は、健康のために “ 酢 ” “ 柑橘類 ”などの食品を摂ったまま、歯磨きをしないままでいる方に多くみられます。

理論上、pH が5.5以下になると歯が溶けだしてきます。( 中性 pH 7、これより数字が小 ⇒ 酸性、大 ⇒ アルカリ性)

炭酸水は無糖であってもpH 5.5より酸性であるため( 実測値はメーカー公表値よりも酸性であることが多い )、炭酸水の飲用により酸蝕症のリスクが高まります。

では、どのように対応すればよいのでしょうか?

・ ビールのように食中酒かわりに飲むぶんには 問題ありません。

食事中の飲用においては、普段通り 食後の歯磨きを忘れないようにしていただければ OKです。

・ 研修会や会議など、食事以外での飲用にご注意ください!

例えば会議や研修会の時に、つまり食事以外の時間帯で、ミネラルウオーターやお茶の代わりに炭酸水を飲んでいる場合が、これに該当します。

問題は『 飲用した絶対量 』 ではなく、『 歯が酸性のものに長時間さらされること 』 です。

したがって、たとえ少量であっても、毎日毎日チビチビチビチビ と時間をかけて飲用していることが習慣になってしまうと、酸蝕症のリスクは確実に高まってしまいます。

食事以外では、ミネラルウォーター、お茶、コーヒー、等を、無糖で飲用していただくことをお勧め致します!
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