当院は開院してそろそろ10年になろうとしています。
11年前の今頃、東京の師匠に独立開業の意向を伝えたのを思い出します。
勤務した東京の師匠の臨床に感動し
「オレも東京レベルの臨床を群馬にも導入する」
そう意気込んで東京で修行を積み重ねていました。
開業にあたり勤務していた医院を退職するころ、東京の師匠が忠告してくれました。
「東京の本当の歯科臨床を地方に導入するのは並大抵のことではない。
患者さんに、そして雇用しているスタッフにさえも理解してもらえるには最低10年はかかる。
しばらくは多くの患者さんに相手にされないだろう。
しかし地方であっても、君を必要としてくれる患者さんは必ずいる。
どうしてもやりたいのなら、この事を十分覚悟して信念を貫きなさい。」
案の定、私の方針は全く相手にしてもらえませんでした。
歯周病の話をしても
「そんなこと今まで言われた事が無い。いいから虫歯だけ治療してくれ」
「今までみたいに薬を塗ってくれればいいんだ」
「歯磨きなんかどうでもいいから早く治療だけやってくれ」
「仮歯なんかどうでもいいから、早く最終の歯を入れてくれ」
根管治療の最中に
「今までは1〜2回で終わっていたのに
どうしてお前の医院はこんなに回数がかかるのだ」
・・・・こんなことが日常茶飯事でした。
重箱の隅をつつくような指導を受けた上に
患者さんに相手にされないところを見せてしまえば
当然のように、辞めていくスタッフも多かった・・・
「患者さんの要求通りの治療に移行しようかな・・
うるさいこと言わずにレベル下げりゃいいんだもんな・・
そのほうが 全員HappyでWin-Winだよな・・」
・・・・こう思うことが何度もありました。
しかしながら
耐震偽装問題、JR西日本列車事故、雪印事件などの教訓からでしょうか
ここ数年、歯科医療だけでなく、多くの業界に共通して
「早い 安い」から「多少 時間や費用がかかっても高品質」を
求める気運を感じます。
そのためか、または今までの努力の成果が多少でもみえてきたのか
当院の方針を理解してくださる患者さんがずっと多くなっています。
「もうそろそろ10年か・・・」
こう思うようにもなりましたが、胡坐をかくわけにはいきません。
たとえ患者さんにわかりにくいことであっても
レベルアップしなければならないことは、まだ山ほどあります。
そしてなによりも
全国レベルでみれば、本物の歯科臨床を追求すべく
オレなんかより もっと歯をくいしばってがんばっている若き歯科医は
いくらでもいるのだから・・・。
群馬県 前橋市 高崎市 インプラント 歯周病 の万代歯科診療所
こつこつがんばることが大切ですよね。
ぼくの仕事も同じです。
【2007/08/24 19:41】
URL | 群馬のまっつん #- [
編集 ]
まっつん さん コメントありがとうございます。
今の時代に逆行しているのかもしれませんが
まっつん さんのおっしゃるとおり
こつこつ がんばることが大事だといつも思っています。
お互い がんばっていきましょう。
これからも宜しくお願いします。
【2007/08/25 19:51】
URL | T.Fueki #BsqUATt6 [
編集 ]
トラックバックURL
→http://bandaidc.blog110.fc2.com/tb.php/15-bfaa1d2b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)